認知症の予防に効果的な葉酸の秘密と含有量の多い野菜8つ

認知症

アルツハイマーを含む認知症になるのを防ぐために、野菜に含まれる「葉酸」のちからが注目されています。

葉酸というと妊娠中の摂取が推奨されていることで知った方も多いかもしれませんが、実は出産後もずっと必要な栄養素なんですよ。

葉酸ってなに?

葉酸とは、ビタミンB群の一種です。水溶性の性質を持っています。

ビタミンB12とともに赤血球を作り出す「造血ビタミン」として知られていますが、そのほかにも代謝と深い関わりを持っていて、たんぱく質や核酸を合成・細胞を生成し、身体の発達を促してくれます。

赤ちゃんの細胞を作り出すためにもこの葉酸が必要です。

ですので、特に妊娠初期の摂取が強く勧められているんですね。

しかし近年、この葉酸が「アルツハイマーを含む認知症の予防にもつながる」という内容の研究結果が発表され注目されています。

葉酸と認知症との関係

研究

葉酸と認知症との関係性について、以下のような研究が行われています。

認知症をきたす代表的疾患はアルツハイマー病(Alzheimer’s disease: AD)であるが、治療可能な認知症としてビタミン B1、B12、葉酸といったビタミン欠乏症の重要性が再認識されている。

葉酸・ビタミン B12は、ホモシステイン(Hcy)からメチオニン合成の補酵素として働くため、これらのビタミン欠乏は高 Hcy 血症をきたす。

高 Hcy 血症は、AD の独立した危険因子である。

(引用元:福井大学トランスレーショナルリサーチ推進センター平成23年度公募採択型研究費「学内共同研究等」)

このように、福井大学では葉酸・ビタミンB12の不足がアルツハイマーの危険因子になりうることに注目して研究が行われたようです。

また、その研究結果として、実際に葉酸とビタミンB12が欠乏している患者に認知機能の定低下がみられ、ビタミン補充療法を行うことによって認知機能の改善が見られたことが発表されています。

葉酸、ビタミン B12欠乏患者では、認知機能の低下とともに、血中 Hcy 値が高値を示していた。ビタミン補充療法を行ったところ、認知機能(HDS-R, MMSE)が統計学的に有意に改善した。さらに治療前に高値を示していた血中の Hcy 値が正常に復した。

(引用元:同上)

葉酸が神経細胞の働きをサポートすることで、脳の認知機能を守ってくれているんですね。

このことからも、近年ではアルツハイマーを含む認知症の予防・改善には「葉酸」が欠かせないと考えられています。

葉酸を摂るにはどうすればよいの?

では、不足しがちな葉酸をしっかりと摂るためにはどうすればよいでしょうか?

葉酸と聞くとサプリを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、葉酸はもともとお野菜にたっぷり含まれている栄養素でもあるんですよ。

新鮮なお野菜から毎日しっかりと葉酸を摂るよう心がけましょう。

葉酸を多く含む野菜

  • 枝豆
  • 芽キャベツ
  • パセリ
  • ほうれん草
  • よもぎ
  • 春菊
  • アスパラガス
  • そら豆    など
芽キャベツ

主に濃い緑色をした野菜もしくは豆類に多く含まれているようです。

なかでも芽キャベツは通常のキャベツに比べて、葉酸だけでなくビタミンCもたっぷり!

なかなか手に入らない野菜ではありますが、見かけた時はぜひ購入してみてくださいね。

ほうれん草

ほうれん草や春菊は、生の方が葉酸の含有量が多くなっています。

有機栽培された新鮮なほうれん草や生食用のサラダほうれん草などが手に入るようであれば、スムージーにして毎朝飲むのがおすすめですよ。

葉酸で認知症を防いで毎日をいきいきと過ごそう!

アルツハイマーや認知症は決して、年配の方だけの問題ではありません。

「なんだか最近物忘れが多いな……」

そんな心配のある方は、新鮮なお野菜をぜひ積極的に食事に取り入れてみてくださいね。